こんにちは。斎藤@桑名庵例会担当です。
今回は「ゲームスタート」と「並べ方を覚える」に焦点を絞ってお話します。
いおりちゃん「ならべてみましょー!」
(*>▽<)・・・ ・・・(□-□*)
(*´・ω・)わかりません・・・ 「こらこら」(□-□*)
ゲームスタート
JBLの公式トーナメントルール「3-5 セットアップ」には以下のとおり記述があります。
「試合開始前のダイス・ロールにより、席、ボード、チェッカーの進行方向、ダイス、クロック位置を決めることができる。 通常はダイス・ロールにより、チェッカーの色および進行方向、またはクロック位置のどちらかを選択する。」
通常は席まで決めることはなく、以下のとおりやるのが普通です。
・クロックがある場合は、ダイスロールで勝ったほうがクロックの位置、またはチェッカー(駒)の色と向きのどちらかを選ぶ。
・クロックがない場合は、ダイスロールで勝ったほうがチェッカーの色、または向きを選ぶ。
今回はこの後者の例で進めます。
(1)ダイスの選択
公式トーナメントルール「4.1.3 ダイスの選択」には以下のとおり記述があります。
「試合開始前に、一方のプレイヤーが4個のダイスをシェイクして、試合に使用するダイスを決めることができる。」
やってみましょう。
ゲーム開始前の状態がこれです。
ダイス4個(普通は自分2個、相手2個)を取ってカップに入れます。
それを3回以上振って・・・
えいっ(*>▽<)っ∈ミ■■■■
これを1個ずつ、選んでいきます。
選んだ後の色が同じではありませんが、違う色のダイスを持つことが普通です。
たいていは自分と相手のダイスが混ざっており、互いに互いのダイスを持つことで不正防止の意味を持ちます。
が、通常の対戦ではここまでやる必要はありません。
(2)並べてみよう
次に、選んだダイスから1個を選んで振り出します。
えいっ(*>▽<)っ∈ミ■
出た目は自分が4、相手が3で自分のほうが大きいので、勝ちました。駒の色か回る向きを決めます。
今回は先に回る向きを、時計回りに決めました。
相手は回る向きが「反時計回り」に決まりましたので、駒の色を決めます。ここでは赤を取りました。
次に「駒が白に決まった」自分の並べ方です。
まず、スタート地点は「右上」か「左上」で、「時計回り」を選んだ場合は「左上」になりますので、左上に2個おきます。
次に、「面全体の奥側で、開いているほうの端」と「2枚置いた側の面の斜向かい(対角線の反対側)」に5枚置きます。
最後に、手前に5枚置いたところから1つ離して残りの3枚を置きます。
完成させるとこんな感じ。赤(相手)も置いてみました。
後は、1個ずつ振ってゲームスタート(以前の講座で説明しています)
(3)クロックがある場合
・クロックを使う場合はダイスは2個のみを互いに使用するので、4個振り出して1個ずつ取ることになります(残り2個は片付ける)。
・ダイスロールで勝ったほうは、クロックの位置か、チェッカーの色と向きか、どちらかを選びます。クロックが利き腕側にあるほうが有利です(チェッカーを動かした手でクロックを押すことが定められているため)。
(4)ここまで細かくやらなくても・・・
はい、ごもっともです。
なので公式の大会以外では向きは適当に決めていたり、ダイスも個人のものを2個自分で使うということも多数あります。
(5)余談。ダイスについて
公式戦で使用するダイスは「プレシジョンダイス」と呼ばれるものです。
目を彫って、同じ材質のものを埋め込んでいて、目によって偏りが内容になっています。
ちなみにこれ、1個1100円もします(!?)
次回も講座です。いよいよ戦術論の基礎「当てる・作る・逃げる」に進みます。
(内容を変更しました。)