【はじめに】
7種類の競技を並列に配置し、同時に対局を行う桑名七盤勝負。
初となる大会、第1回桑名七盤勝負から間もなく1年を迎えようとしております。
これまで日本各地でも大会を開催。
今後もさまざまな地域で開催を検討しております。

【桑名七盤勝負】
七種目それぞれの競技者や愛好者が、競技を越えて仲間を増やすことを大きな目的に掲げております。
これには桑名囲碁将棋サロン庵(以下庵)の日々から影響を受けています。
庵にお越しのお客様は囲碁や将棋はもちろん、チェスやオセロなど様々な競技を楽しまれます。
お互いが教えたり教えられたり。そうしながら自己紹介をするのですが、なかなか困難なことがあります。
段級位を認定されていない場合は腕前が伝えられません。自信が出場した(各競技の)大会の説明をしても、それがすぐ理解につながるとも限りません。
別の競技(例えば囲碁界、例えばバックギャモン界)について情報を持っていないためでした。
ならば競技を問わず参加できる大会ができないか、その大会に出ることで共通の話題を持てないか。
そして庵には偶然にも七種類の競技に関わるお客様がよくお見えでした。
こうして7種類の競技を同時に対局する大会が生まれることとなったのです。

【世界ランキング】
2017年初の七盤勝負が開催されました。
選手は22名。関東から大阪からと様々な競技者が庵を訪れました。
大会が終わっても、競技者同士の交流が各地で続きました。
得意競技を教えあう機会が増えました。他の競技に魅力を見出した方も少なくはありませんでした。
一方で他の楽しみ方を提案すべく、ランク別大会や称号戦、世界ランキングなどを次々と実装します。
中でも世界ランキングはこれから七盤勝負を始めようと思ってくださる方や、すでに経験をされている方への
おまけのやりこみ要素という側面が強く、競技人口が少ない七盤勝負だからこそ誰もが世界ランカーになれます。

【世界ランキングの計算方法】
現在の世界ランキングは、高橋誠さんの基礎システムに弊社代表の意向を組み込んだ独自のシステムです。
七盤勝負では7種目すべての対局結果を出すのではなく、7つのうち4つを先取した選手が勝利となります。
制限時間があり、制限時間が切れた選手は継続中の競技をすべて落とすことになるため、得意の競技を勝ち切る戦術が求められます。
従来の戦い方ではないものを求められるかもしれません。
さて世界ランキング導入にあたって、以下のようなポイント算出システムを設定しています。

・対局に勝利した選手に加点
・対局に敗北した選手に減点
・終了時の持ち時間が多い選手にわずかながらポイント加点
・七盤世界ランキングの上位に敗北した場合は減点が少なくなる
・同様に上位選手に勝利することで多くの点数が得られます
・称号戦、ナンバリング大会に出場すると参加点が得られる
・一定の点数以下になった選手への救済策として、七盤勝負では敗北しても何かしらの競技に勝利した場合には
比較的高いポイントが付与されます。
(4-1で勝利しても4-3の接戦で勝利しても特別な加点や減点はありません。点数に差はありません)
(ランキングが一定以下の場合、0-4で勝つより1-4で勝つことで特別な加点がされます。
敗北が濃厚でも一つの競技をとることに意義を持たせたかったからです)

などなどこれからも日々細かな調整をしつつ、桑名七盤勝負の輪を広げていこうと思っております。
これからもご支援をお願い申し上げます。