桑名七盤勝負－ランダムペアマッチｉｎ芭蕉記念館

２０１８年１月６日　東京、芭蕉記念館にて桑名七盤勝負ランダムペアマッチを開催しました。

７種の競技（連珠、どうぶつしょうぎ、オセロ、チェス、９路盤囲碁、将棋、バックギャモン）を１日で、すべてペア戦で行う企画です。

ただし各競技のペアは参加者からランダムで抽選されます。即席ペアでいかに意思疎通を円滑に行うことができるかも醍醐味の一つ。

手順はこうです。

各競技（例えば第１種目連珠）の開始直前にペアが抽選で決定。まずペアの自己紹介を１０分間行います。

その後対局中には各ペア３回まで許された相談タイムを利用して、戦略の調整を行っていただきます。

これを種目ごとに実施するわけです。誰と当たるかは運任せ。昨日の敵は今日の友。

当然７種目もありますので、腕前の差はあるでしょう。その差をいかに事前の自己紹介と相談タイムで乗り切るかが勝負のカギとなります。

１人だけ上手でも、意思疎通がうまくできないと敗北してしまいますので、できるかぎり仲良くしてくださいね！

考え込む魔王と余裕の表情森田選手

連珠会が定期開催されている芭蕉記念館さん。和の雰囲気がいい感じです。

藤田選手とえに熊選手ペアは笑顔でピース。作戦がうまくいっているのかな？

岡部選手、みずさわ選手はなんだか重い雰囲気。この盤面に背を向けているペアは相談できません。

テーブルに見える青いコースターが相談カードの使用を示します。全部で３枚。

愛知から参戦の井上選手は連珠の中山名人とのペアを組みました。この直後に勝利！

相談カードを使われた側は、時としてこのように向かい合わせとなります。これも結構好評でした。

珠王から会場の雰囲気が素晴らしいとお褒めをいただきました。魔王もにっこり。

各対局の合間には代表が集計作業をします。選手の皆さんも興味津々ですね。

お昼ごはんの時間が終わりに差し掛かるころ、中村珠王からご挨拶をいただきました。

事前の事項紹介、そして相談カード。ランダムペアマッチの楽しさと難しさに慣れてきたみなさん。

そのころ代表は助っ人のチェックさんと世間話をしたり、駒づくりをしていました。すみません。

チェス日本代表を務めた経験もある福田選手。敵味方問わず、わかりやすくチェスを教えてくださいました。

相談カードを使われたペアが、たまたまそろって盤面に線を向けていました。おねむでしょうか？

そんなことを嬉しそうにこぼす小澤選手。七盤勝負Ｔシャツがお似合いですね！

ここまで全勝を続けていた魔王、痛恨のバックギャモン敗北です。「出目に泣かされました！」潔い！

こちらが最終成績となります。８時間にもわたる長時間のイベントにもかかわらず、みなさま最後までお楽しみいただけたようで何よりです。

ペアマッチは2人で応募することが主流だと思っており、気楽に1人でも参加できる仕様にしたかったこと。

そして伝え、伝えられることの楽しさを感じていただきたかったこと。何より仲良くなってほしいこと。

これらを開催の趣旨として企画しました桑名七盤勝負ランダムペアマッチ。いかがでしたでしょうか。

ご要望がございましたら、ぜひみなさまの街でも開催してみたいです。

「これは七盤のみならず、単独それぞれの競技でも取り入れられる画期的なシステムだと思います」と、仰ったのは連珠の岡部選手。

画期的かどうかはさておいても、各競技界で取り入れてくださればありがたいですね。

その際にはぜひお声がけください。見に行こうと思います！

おしゃま社長