桑名七盤勝負対局規約

(共通ルール)
原則、各競技公式ルールに則って対局をしていただきます。それぞれの公式団体サイトをご参照下さい。
公式とは若干異なるルール(七盤に組み込む際に明確化したルール)を主に記載しております。
対局中でも疑問に思われましたら運営にお申し付け下さい。

・スポーツマンシップ(七盤シップ)に則り、正々堂々対局を進めていただくようお願いいたします。
・予期せぬトラブルを招く要因となりますので、競技間の移動はなるべくゆっくりお願いいたします。
・バックギャモンの出目の大きな選手が先手となります。バックギャモンの後手の選手がその他の競技から先手後手を選択する権利があります。以降すべての競技の先手後手が決まるまで互に繰り返します。
・先手を示す公式コースターは邪魔にならない自身のエリアに置いてください。勝敗が決するまでは移動させないでください。
・相手選手が競技順を誤った際には、正規の順番で手番を進めるように指摘して下さい。
・自身の手番時は対局時計から遠い競技から一競技ごと一手ずつ手を進めてください。すべて進めたら対局時計を押してください。
・本形式(どちらかの選手のみ着手する)はエキスパートエディションと呼称し、審判を配置しませんので、相手選手の着手を必ず確認して下さい。
・携帯電話、スマホは電源を切るか、マナーモードにしてください。
・対局中の私語、独り言はなるべくお控え下さい。なお過度な挑発発言やブラフ、対局局面などへの言及(有利不利に関わらず)などは厳禁とします。
・相手の思考中に「手駒に触れて音を鳴らす」「不必要に話しかけたり、独り言をいう」など集中力を削ぐ行為はお控え下さい。
・盤面を崩してしまった場合、修復可能な軽度であれば相手選手立会いの下その場で速やかに修復してください。
・修復が困難な場合(双方の選手の認識通り戻せない場合)は修復不可能と判断し、崩された選手が先手後手を選んだ上で再戦とします。
・同試合中に一方の選手が複数回、盤面を崩してしまった(修正不可能と判断された)場合はその競技について敗北とします。
・やむにやまれぬ事情(お手洗いや緊急の電話、体調不良など)により対局を中断したい場合は、対局時計を停止した上で相手選手の許可をとり運営に申し出て下さい。最大10分間の中断を認めます。
・試合順については原則順番通りとしますが、遅刻や運営の都合、選手にやむにやまれぬ事情がある場合など、予告なく前後する場合がございます。
・7種目中で4種目を制した時点で試合終了とします。対局時計を止めて運営をお呼びください。その時点でのスコアを記録いたします(公式記録となります)。
・その他、取り決めのされていないアクシデントについては、どちらかの選手が対局時計を停止した上で運営を呼びその裁定に従ってください。
・また本規約はいついかなる場合であっても、運営判断により一部変更や削除などを行えるものとします。
(より選手にご納得いただける規約作りを目的としています)

(着手・着手終了に関する規定)
本規定は桑名七盤勝負オリジナルとします
・原則「次競技の駒を触る(または対局時計を押す)」時点で手番終了とします。
・手番終了までは「やり直す」ことが可能とします(ただし故意に繰り返す行為はお止めください)。
・本来の競技での着手とは異なる規定となりますが、複合競技ならではの特殊ルールとしてご理解いただけますと幸いです。
・なお手番終了後に「やり直す」ことはできません(チェスのチェック放置は例外としてやり直していただきます)。

(決着・投了・再戦に関する規定)
・競技毎に勝敗がついた時点で、公式コースターを裏返して勝利選手のエリアに置いてください。
・競技によって勝敗判定は異なりますので各競技公式ルールをご確認ください。
・対局時間は原則お互い45分間の切れ負けとします。
・対局時計が切れた時点で継続されている競技(囲碁は下記のように状況による)はすべて、時間を使い切った選手の時間切れ負けとなります。
・運営が公式記録をとった後、選手同士が対局を続行することは可能です(任意です。公式記録には残りません)。
・試合が終了しましたら、運営の指示がある場合、速やかな次戦の準備をお願いいたします。
・対局終了(対局時計を止めた瞬間とします)後に、イリーガルムーブなどによる勝敗判定の反転がある場合、運営によって勝敗を覆す場合もございます。
・各対局の一方的な放棄(投了)は、対局開始から各選手10分経過後であれば可能です(自分の手番時に限ります)。
・また各対局の引き分けの提案は対局開始より各選手10分経過後であれば可能です。受け入れられた場合は先手後手を入れ替えて再戦とします。
(いずれも手番時に限ります。また残り時間がわずかであっても再戦となりますので、ご容赦下さい)

(撮影に関する規定)
・対局撮影はその対局が始まってから20分間とし、以降に関しては原則撮影をしないものとする。
・また撮影については事前に運営から依頼を受けた者とする。
・桑名七盤勝負公式カメラマンに関しては大会等で撮影可能時間を告知し、細心の注意を払ったうえで撮影を行う。

(種目に関する規定)
・桑名七盤勝負は連珠(自由打ち)・どうぶつしょうぎ・オセロ・チェス・9路盤囲碁・将棋・バックギャモン(キューブなし)にて構成されるものとする。
・例外として運営者(またはそれに準ずる者)、選手双方が同意した場合に限り、上記7種目を以下の競技との差し替えや追加を認め公式戦扱いを行えるものとする。
(競技)ツイクスト/13・19路盤囲碁

(個別のルール)
(囲碁)
・コミは6.5目とします。黒番(先手側)に6.5目のハンディが課せられます。
・選手双方が連続でパスをした場合は、対局終了となります。
・パスの意思表示として相手の碁笥に手番コースターを入れてください。
・パスを受けない場合は着手してください。そのパスを受ける場合はコースターを盤上中央に置き、対局時計を止めて運営にお申し付けください。
・対局終了後の整地は運営(または運営が指名した第三者)によって行います。
・一方的な放棄(投了)以外は、整地を行うこととします。
・双方が終局だと認識した時点でも終了となります。対局時計を止めたうえで運営までお知らせください。
(囲碁終局条件の特例=囲碁モード)
(条件1)パスを2回以上行った後に相手選手のさらなる着手がある場合
(条件2)条件1を満たした上で着手をした場合
(条件3)対局開始から20分間を経過している場合

この3つの条件を満たした選手に対局時計を一時停止して審判を呼ぶ権利が与えられる。
審判が条件を満たしていることを確認したとき、囲碁の一盤に絞って決着をつける(他競技は一旦停止する)。
またその再開にあたって対局時計の一時停止を解くものとする。

(将棋)
・王手見逃しはそのまま続行といたします。
・「二歩」「打ち歩詰め」「王手放置」「動けないところに駒を進める」「二手指し」は反則で(将棋のみ)敗北になります。
・千日手(同局面が4度出現すること)は、選手両名の合意の上で再戦とします。その場合先手後手を入れ替えます。
・トライルールを採用します(※)。
※トライルールとは・・・初期位置の相手玉位置に、自分の玉を到達させることができればトライ成立、勝利となります。
(ただし到達して直後の相手番でその玉を取られてしまうとトライ失敗、敗北なので注意してください)

(連珠)
・自由打ち(図解参照)とします。
・先手黒番による「3・3」「4・4」「長連」を禁手とし、相手選手からの指摘があった時点で敗北となります。
(ただし対戦者が自身の手番時に気づかなかった場合は試合続行となります)

(クリックで拡大)

(どうぶつしょうぎ)
・千日手(同局面が3度出現すること)は、選手同士の合意の上で再戦とします。その場合先手後手を入れ替えます。
・ただし再戦は2戦までとし、3戦目以降は千日手を認めません(続行していただきます)。

(オセロ)
・対局が終了しましたら勝敗コースターを盤上中央に置き(状況によって)運営にお申し付けください。
・勝敗判断は運営(または運営が指名した第三者)によって行います。
・引き分けは先手後手を入れ替えて再戦とします。

(チェス)
・チェック見逃しはイリーガルムーブとなりますので、指し直しをしてください(着手終了の例外)。

(バックギャモン)
・1つでもダイスが駒に乗るまたは盤外にこぼれた場合は、2個のダイスを振りなおしとします。
・ダイスを振る盤面は、向かって右側とします。
・ダイスは双方選手が同じダイスを使用し、自分の手番が終了してもそのまま残して下さい。

対局規定の改定について
2019年6月23日改定  全体的な誤字や脱字を修正いたしました
2019年10月28日改定 項目「着手について」への加筆を行いました
2019年11月2日改定  項目「着手について」「将棋」への大幅な修正を行いました
2020年3月2日改定  項目「種目に関する規定」を追加いたしました
2023年8月6日改定  「囲碁終局条件の特例」の通称を囲碁モードとし追記