第2回桑名ランダムペアマッチ開催

参加定員     16名(途中交代1名)
日時       6月24日(日)9時00分開場/10:30時開始/19時終了
大会方式     ランダム生成されたペアによる各種対局
場所       桑名囲碁将棋サロン庵対局の間(貸し切り)
参加費      4000円/高校生以下2000円(昼食・フリードリンク10時から16時)
見学       フリードリンク1000円+席料(終日対局料)
対局内容     9路盤囲碁・将棋・チェス・オセロ・どうぶつしょうぎ・連珠・バックギャモンなどのペア戦

チーム優勝

   

今回は個人成績で競うのではなく、4人一組のチーム戦ということとしております。

(最初の抽選で番号に応じてチームを分けました)

全体ルール表

 

第1種目連珠

第2種目どうぶつしょうぎ

第3種目オセロ

第4種目チェス

第5種目9路盤囲碁

第7種目将棋

第8種目バックギャモン

総合結果

【総評】

前回2017年5月に開催されてから約1年。2018年1月には東京でも開催いたしましたので、実質三回目の大会となりました。
もともと「一人で参加できるペア戦の大会を開催したい」「いろいろな競技に触れていただきたい」「選手同士の交流を促進したい」という企画ということで、
今回もそれに応じて様々な新ギミックを実装いたしました。

「一人で参加できるペア戦の大会を開催したい」
正直この部分が最も今回苦心した部分ではあります。
と言いますのも、そもそも論としてペア戦に出たいかという疑問がなかなか拭えなかったのです。
参加をしていただく方々に気軽に参加できる点を訴求したつもりですが、どうしても競争や勝負という側面をうまく説明できませんでした。
この部分は特に大きな反省材料として次回がもし開催されるのであれば解決していきたいと思います。
反面、私個人の感想ではありますが、実際に出場してみてこれほど自由な競技大会もないのではないかと感じました。
勝敗はもちろんどの種目にも発生しますが、抽選というランダム要素で決定されるペアですので遺恨も残らずさっぱり次の対局へ向かえる。
何より腕前が上位の方々に対局終了後レクチャーしてもらえるという部分はとても貴重な経験でした。
私はどの競技も二けた級の腕前ですので、その点は少し心苦しくはありましたが、みなさんとても紳士的なスタンスでよりその競技が好きになれたことも付け加えます。

「いろいろな競技に触れていただきたい」
ということで新競技ツイクストを導入。
日本ツイクスト協会さんからの手厚い協力を得て今回の導入に至ったことをこの場を借りまして御礼申し上げます。
ツイクストという競技は毎月当店で大会を実施するなど、当店のお客様にとってはなじみのある競技ではありましたが、初参加の方々にとっては未知の体験になったことと思います。
その点を補うべく大会前に事前説明会を催していただいたり、大会用に盤駒をご用意いただけたりと、普及の大変さと競技の良さを知ってもらいたいという気持ちがじかに伝わったかと思います。

「選手同士の交流を促進したい」
相談カードの実装は第1回から引き続き行いましたが、今回はさらにその部分に改善の光を当てることに。
腕前の差が発言力の差という形になってしまうことはどうしても避けられないことですが、それではどうしても趣旨からずれてしまいます。
そこで今回は相談カードを使える人間は手番の選手のみというルールに加えて、同じ選手が連続で相談カードを行使できないという特別ルールを付加しました。
ペアの中で同じ選手のみが相談カードを使い続ける=自分の意志で使いにくい選手がいる、という構図を壊したかったのです。
加えて相談カード3枚は使うだけでポイント加算をされるという新ルールも設けました。
大会終了後、参加選手にヒアリングをしたところこれらのギミックが効果となって現れていたという感想が大変多く、コミュニケーションの一つとして相談カードが機能したのではないかと胸をなでおろしています。
それ以外にも「通しのサイン」を決める必要がなくなり、より自由なペアマッチになったというお声もいただきました。

以上、運営からの立場と参加選手の立場、その両方を体験できた私から見ても、今回のペアマッチは趣旨として一段昇華したといえると思います。
今後とも様々な視点から改善すべきは改善して参りますし、貴重なご意見をいただければとてもありがたいです。
大切なことは私がどうさせたいかではなく、どのようなイベントを求められているかということだと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。