第1回は桑名、次は東京ときて、その次はどこで行われるか気になっていたところ、なんと高松のスパイラル将棋センターで開催された。今回からは子どもの部と大人の部に分かれて行われ、参加者は子ども8名、大人8名の総勢16名。初めて参加されるかたも何名かおられるので、競技はもちろんのこと交流もとても楽しみである。

運命の抽選会

前日にビンゴ機をつかって大川さんと私で抽選をおこなったところ、なんとこのような結果に。うーん。下のリーグが激戦区!?

高松七盤勝負 7/2 運命の抽選会

※諸事情により、大川さんの枠はバックギャモンインストラクターの下元さんに変更。

 

それでは、私の対局を1局ずつ振り返っていこう。

第1戦 対 うえたん さん

うえたんさんは、七盤勝負の競技のなかで将棋を主に指しているとのことだ。オセロは小さいころにネット対戦でやっていたようで、七盤勝負のパラメーターはなんと「4(初段以上)」。私は連珠とオセロで勝ち星をよく稼いでいるが、オセロ2級くらいのレベルなので、オセロで勝てる見込みは薄い。初戦から苦戦しそうな相手である。

連珠はもちろんのこと、強化していた囲碁とチェスで勝ち。オセロは負け、バックギャモンもランニングゲームを制することができず負け。残る将棋とどうぶつしょうぎだが、将棋は目も当てられないくらい劣勢になってたため、どうぶつしょうぎを勝った方がこの勝負を制する展開となった。どうぶつしょうぎは、お互いミスを繰り返し優劣が一転二転していたが、途中で私が駒損し圧倒的不利な展開に。私は勝負をあきらめかけていた。しかし、うえたんさんの残り時間が2分ほどで、うえたんさんが時計を意識しだしたときに事件が。なんと、きりんのただ捨て!私はそのミスを見逃さずなんとか勝利を収めた。

この勝負は時間配分などの七盤勝負の経験の差がでたのだと思う。次回やるときはまた熱戦を繰り広げることになるだろう。

結果 4-2
連珠
どうぶつしょうぎ
オセロ
チェス
囲碁
将棋
バックギャモン
第2戦 対 嶋村 さん

嶋村さんは、本大会の会場であるスパイラル将棋センターのオーナーである。私は過去に庵にきていただいたときに一度お会いしている。そのときから私のファン(!?)のようで、私との対局は嬉しいとのことだ。ただ、嶋村さんはほとんどの競技の経験が浅く力の差は歴然としていたので、対戦前に「福井さんにバックギャモンで1つ勝つ」と意気込んでおられた。

しかし、私がダイスに愛されていたのか、バックギャモンでクローズアウト!そのほかの競技も勝ち、オセロにいたっては初めて真っ白にすることができた。私は快勝し、最後に真っ白のオセロ盤の前で握手しながら写真をパシャリ!

結果 4-0
連珠
どうぶつしょうぎ
オセロ
チェス
囲碁
将棋
バックギャモン
第3戦(決勝戦) 対 高月 さん

高月さんとは過去にEXPERT EDITIONの練習試合で対局したことがある。そのときは、意外にも囲碁で勝てたものの3-4で負け悔しい思いをした(連珠、オセロ、囲碁で勝ち、どうぶつしょうぎ、チェス、将棋、バックギャモンで負け)。高月さんは連珠の岡部九段、どうぶつしょうぎの原田さんに苦戦しつつも決勝まで勝ちあがてきた。決勝の舞台であたることが決まり、私は今度こそ勝つと意気込んだ。

本対局も囲碁で負ける算段をしていたが、以外にも囲碁で勝利。そして、連珠とオセロも勝ち私が先に優勝に王手をかけた。バックギャモンはランニングゲームとなりヒップカウント(ゴールまでの距離の総和)が多少有利だと思っていたが、途中で高月さんが6ゾロ!ぐはっ!最後に何かしらのゾロ目をだせれば勝ちでそれ以外だと負けの展開とはなったが、ダイスに嫌われたのか出すことができなかった。どうぶつしょうぎと将棋は負けていたので、最後はチェス勝負。なんとか1ポーンアップしていたが、私の残り時間が5分もなかった。意地でも勝ちたかったので残り数秒でも頑張ってたが、最後は時間切れ負け。善戦したものの惜しくも準優勝という結果におわった。

結果 3-4
連珠
どうぶつしょうぎ
オセロ
チェス ● ※時間切れ負け
囲碁
将棋
バックギャモン
大会を終えての感想

結果としては、準優勝ということでとても悔しかった。総合的に実力があがっている実感はあったので、8/20の桑名七盤勝負で、この悔しさを晴らしたい。また、決勝戦でうえたんさんから「私に勝った人が優勝してほしい」とエールをもらった。うえたんさんとは初対面ではあったが、勝負を通して絆がうまれたと思う。このように他の競技をやっているかたと交流がもてるのは七盤勝負の良いところだと思う。今後も七盤勝負に参加し、七盤の輪をひろげていきたい。

 

スパイラルEDITION 28盤勝負!?

翌日、大川さんが何を思い立ったのか、スパイラル将棋センターの「スパイラル」にちなんで、渦巻きの28盤勝負を原田さんとやることに。ぐるぐると回りながら指し、打ちしていたのだが、なんか目が回る…。なんとか勝利したが、3時間近く激闘を繰りたので、もうへろへろ。